Background

創設までの経緯

JR九州、住友商事グループの出会い

JR九州は、脱炭素社会への移行を事業成長の機会と捉え、自社の遊休資産を活用した新たなビジネスモデルを検討していました。一方、住友商事グループでは、鹿児島県甑島での蓄電事業実証を皮切りに福島県や北海道などで蓄電事業を展開し、ノウハウを積み上げてきました。両社が出会い、九州の地で、共同事業が進められることとなりました。

「でんきの駅」プロジェクト発足

JR九州、住友商事、住友商事九州が合弁ででんきの駅合同会社を設⽴。
まずは熊本でのプロジェクト成功を⽬指し、具体的な取り組みを開始しました。

第1号 でんきの駅川尻 完工

熊本市南区に第1号案件「でんきの駅川尻」が完成しました。フォーアールエナジー(※)から調達したEV自動車のリユースバッテリー350台分を使⽤しています。
EVに使用されるリチウムイオン電池は、充放電を繰り返す中で次第に性能が劣化し、走行可能距離は徐々に短くなり、EVとしての機能は果たせなくなりますが、ほかの用途で使用する場合は、まだ十分に性能を発揮することができます。でんきの駅川尻では、このEVで使用されたリチウムイオン電池を再利用し、再エネ普及のための蓄電事業に活用しました。
※住友商事と日産自動車の合弁会社

Logo mark

ロゴに込めた想い

親しみのある三角屋根の駅と電池の形をモチーフに、
地域に根差し、線路の様に長く人々の生活と繋がる姿勢を表現しています。
また、各社のコーポレートカラーを電池のパワーに見立てることで、
両者が力を合わせてカーボンニュートラルの実現に向けた
事業を創るという想いを込めています。